33・「始まり」
片手スタンディングの話を読み返していたら、こんな事を思い出しました。
昔読んだバイク雑誌に載っていた記事なんですが、片腕のモトクロスライダーがいたそうです。 その人は事故で片手を失ったそうですが、それでもバイクに乗りたくて、バイクを片腕でも操作できるように改造して走っていたそうです。 そのライディングを写した写真が、片腕のスタンディングでした・・・ その当時は片腕でもモトクロスができるんだ〜ぐらいにしか思っていなかったのですが、オフロードを走り始め、上手くなりたいと本気で思い始めた頃から、その凄さがわかるようになりました。 その頃はハンドルに荷重を掛けない=下半身でバイクに乗るという事が上手く走るコツだという事がなんとなくわかりかけていた頃だったので、試しに片手スタンディングをしてみると・・・ とてもじゃないが、片手スタンディングでは走れない・・・ それではスタンディングよりも簡単なシッティングから練習しようという事で、シッティングでの片手走行をしてみたのです。 これは効果的でした。 これも片手スタンディングと同じで、骨盤を立てる、足の付け根からの前傾後傾、関節の固定がしっかり出来ていなければ、加速で体が置いていかれ、減速で前のめりになり、行きたい所へ行くことが出来ません。 ここで基本フォームの重要性を再確認できました。 これが、完璧ではありませんが、ある程度出来るようになってきたのと、前述の成田匠の影響で、もう一度片手スタンディングに挑戦してみたのです。 少しは進歩しているのか、全く出来なかった以前と違い、フラフラながらも何とか走れるようにはなっていました。 その後に続けて走った両手スタンディングで、その効果は如実に表れました。 それまで苦手だった、スタンディングでの 連続走行。 タイトターン。 ブレーキング。 シフトアップ、シフトダウン。 その全てが不思議と体が動いてこなせるようになっているのです。 ・・・・ これが片手走行の始まりでした。 ・・・・ 話は変わりますが、リアブレーキを使うという事も、ランディーホーキンスのビデオを見る前に、雑誌でこんな話を読んだ事がありました。 それは、アメリカの元スーパークロスライダーで、アクションジャンプの元祖として有名なジムホーリーの紹介記事でした。 リアブレーキのコントロールを体に覚えさせるために、フロントブレーキレバーを外して走る・・・ これはハード過ぎてやらないと思いますが、フロントブレーキを全く使わないで走るという事は試してみてもいいかなと思っています。 |
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